チャートの見方

Dow-Japanは、ダウ理論(高値・安値の切り上げ/切り下げ)をベースに、 チャートの状態を UP / RANGE / TRANSITION / DOWN の4フェーズで表示します。
このページでは フェーズの意味・判定の考え方・注意点 を実例ベースで解説します。

※本ページは情報提供目的であり、投資助言ではありません。最終判断はご自身でお願いします。

全体像

フェーズは「今このチャートが、上昇構造なのか、下落構造なのか、迷い/崩れかけなのか」を わかりやすくするための“状態ラベル”です。

4フェーズ(UP・RANGE・TRANSITION・DOWN)の全体像。高値H/安値Lの更新で状態を判定するイメージ
図1 フェーズの全体像(高値・安値の切り上げ/切り下げと、転換の考え方)
ポイント: フェーズは「一瞬の上下」ではなく、確定した構造(H/L)に基づいて判断します。 そのため、短期のノイズで頻繁にブレにくい設計です。

4フェーズの意味

UP 上昇トレンド

確定した高値(H)と安値(L)が、どちらも切り上がっている状態。

  • 押し目はあるが、構造が崩れていない
  • 「安値の切り上げ」が維持される限り強い
UPの例。高値が切り上がり(HH)、安値も切り上がる(HL)ことで上昇構造が続く
図2:高値・安値の切り上げ(HH/HL)

DOWN 下降トレンド

確定した高値(H)と安値(L)が、どちらも切り下がっている状態。

  • 戻りはあるが、下落構造が継続
  • 「高値の切り下げ」が続く限り重い
DOWNの例。高値が切り下がり(LH)、安値も切り下がる(LL)ことで下落構造が続く
図3:高値・安値の切り下げ(LH/LL)

RANGE レンジ

高値・安値の更新が弱く、方向感が出にくい状態。

  • トレンドの休憩にも、転換の前触れにもなる
  • 焦って結論を急がない
RANGEの例。高値Hと安値Lが更新されにくく、一定の値幅の中で上下する横ばい状態
図4:レンジ(高値・安値が横ばい)

TRANSITION 転換期

それまでの構造が崩れ始めた直後の“警戒ゾーン”。

  • すぐ反転する場合も、レンジを挟む場合もある
  • 「次の確定」を待つのが強い
TRANSITIONの例。直前の構造が崩れ、上にも下にも分岐し得る警戒ゾーン(方向が未確定)
図5:転換期の代表的な動き

判定ロジック

ダウ理論では、相場は波(スイング)で進みます。Dow-Japanでは、 未確定の揺れではなく、確定した高値(H)・安値(L)を基準に判定します。

未確定の揺れ(ノイズ)と、確定した高値H・安値Lだけを抽出した線の比較。確定点ベースで判定するイメージ
図6:確定点ベースのメリット(ダマし耐性)
覚え方(超シンプル):
UP=HもLも切り上げ / DOWN=HもLも切り下げ / それ以外=RANGE or TRANSITION

転換警戒の見方

UPが崩れるサイン

UP中は、直近の安値(L)を割ると構造が崩れた可能性が出ます。 ここから TRANSITION(警戒) に入りやすく、次の展開は大きく3つです。

  1. すぐ戻してUP継続
  2. RANGEに入り、方向を選ぶ
  3. DOWNへ移行(戻り売りが優勢)
UPの否定ライン。直近の安値Lを割ると上昇構造が崩れた可能性が出てTRANSITIONに入りやすい(その後はUP継続・RANGE・DOWNの3パターン)
図7:UPの否定ライン(直近L)

DOWNが終わるサイン

DOWN中は、直近の高値(H)を超えると下落構造が崩れた可能性が出ます。 ここから TR → RANGE → UP のように遷移することがあります。

DOWNの否定ライン。直近の高値Hを超えると下落構造が崩れた可能性が出てTRANSITIONに入りやすく、RANGEを経てUPへ移ることがある
図8:DOWNの否定ライン(直近H)

よくある誤解

  • UPでも押し目(下げ)は普通にある
  • TRANSITIONは売買サインではなく“警戒ゾーン”
  • 確定点ベースなので、最速ではなく“ダマし耐性”優先
  • 最終判断は、資金管理・許容損失・時間軸とセット

使い方テンプレ

UP継続の見方

  1. フェーズがUPか確認
  2. 直近のL(否定ライン)を確認
  3. Lを割るまでは“構造維持”として監視
  4. 割ったらTRANSITIONとして警戒(次の確定を待つ)

DOWNでの警戒解除

  1. フェーズがDOWNか確認
  2. 直近のH(否定ライン)を確認
  3. H超えでTRANSITION警戒
  4. 次の確定でUP/RANGEを判断

免責

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